ペットボトルを使った節水について
トイレタンクに溜まる貯水量を減らすためによく利用されている方法が水が入ったペットボトルをタンクに入れることです。
タンクにあらかじめ水が入った状態を作り出すことで、タンクに新たな水が給水される量を減らそうという昔から使われている方法です。たとえば、これまでタンクに給水されていた水の量を100%とします。ペットボトルを挿入することによって水が溜まる部分の体積を減らすことができますので貯水されている量は必然的に薄くなるという状態になり節水につながるという理論です。
しかし、この方法は必ずしも理論通りの節水にはつながらないうえにペットボトルが何かの拍子に動いてしまってトイレタンク内の部品と接触し不具合起こすケースも少なくありませんしタンク内の部品を傷つけてしまうことがあります。また、トイレ詰まりの原因になってしまうことも大手製造メーカーから注意喚起されている事態でもあります。
ペットボトルをトイレタンク内に入れることによって異常が生じ、水が止まらなくなるなど、かえって水道料金が膨れ上がってしまうこともありますしトイレの修理代などが発生してしまう恐れもあります。低コストで簡単にできる節水方法だからとペットボトルを採用するとかえって出費がかさむリスクがあるのでペットボトルによる節水方法ははおすすめできません。