ウォシュレットからの臭い
長年お使いになっているウォシュレットで悪臭がするとのご相談があるケースがあります。この場合には、便器とウォシュレットをつないでる隙間に汚れが付着していることで悪臭を伴うことが起きてしまうことがあります。
暖かくなってきて悪臭がしてしらべたら、ウォシュレットに原因があることがわかり汚れの原因を消したい!とおもわれている方が少なくありません。長年お使いになられていると、ウォシュレットは水が出てくるところなので清潔に保たれていると思われがちですが汚れが付着しやすい箇所でもあります。
ウォシュレットが汚れる原因には、水垢、尿石、カビがあり、水拭きだけでは、排除することができません。そこで、以下の原因物質を落とす方法をご紹介しておきます。
本体の汚れ
ご家庭のトイレの取扱い説明書に従ってウォシュレット本体と便器を分離し、雑巾に中性洗剤や水に溶かしたセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけて汚れている部分を拭き取ります。
このとき、ウォシュレットの電気部品に直接洗剤を付けると故障する原因となることもありますので十分注意する必要があります。
ノズルの汚れ
「ノズル掃除」のボタンを押してノズルを引き出し掃除の準備をします。そして、本体と同じくセスキ炭酸ソーダ水や重曹を吹きかけて雑巾で拭き取ることで汚れを取ってください。
ノズルの部分は、トイレタンクからの水を排水したり洗浄水を流すことで汚れが飛び跳ねて付着しやすいこともあり、月に一度を目安に掃除してください。
悪臭がする箇所
ウォシュレットから悪臭がする場合、以下のような原因が考えられます。
●ウォシュレット本体の汚れ
●ウォシュレットとトイレ本体の接続部分の汚れ
●トイレの排水口や床排水の詰まり
まず、ウォシュレット本体の汚れが原因となっている場合は、ウォシュレットの洗浄機能を使ってしっかりと清掃することが大切です。また、ウォシュレットとトイレ本体の接続部分も汚れがたまりやすいので、そこも定期的に清掃することをおすすめします。
もし、上記の対処法でも改善されない場合は、トイレの排水口や床排水の詰まりが原因となっている可能性があります。この場合は、トイレを解体して排水口や床排水の詰まりを解消するか、水道業者に依頼して解決することをおすすめします。
解決方法
ウォシュレットから悪臭がする場合、以下の解決方法が考えられます。
●クリーニング
ウォシュレットの水路やノズルに汚れやカビが付着している場合、悪臭の原因になることがあります。ウォシュレットのクリーニングを行い、汚れやカビを除去することで、悪臭を改善することができます。
●トラップの掃除
ウォシュレットには、トイレの排水管にあたる「トラップ」と呼ばれる部分があります。トラップに汚れがたまることで、悪臭が発生することがあります。トラップを掃除することで、悪臭を改善することができます。
●フタの掃除
ウォシュレットのフタや周辺部分にも汚れがたまることがあります。これらの部分を掃除することで、悪臭を改善することができます。
●水漏れのチェック
ウォシュレットの水漏れが原因で、悪臭が発生している場合もあります。水漏れがしている場合は、ウォシュレット本体や配管の修理が必要になるため、早めに対処する必要があります。
上記の方法で改善されない場合や、ウォシュレット本体や配管に異常がある場合は、専門の業者に修理を依頼することをおすすめします。
お手入れと臭いの予防策
ウォシュレットのお手入れと臭いの予防策についてご説明します。
●日常のお手入れ:
・定期的にウォシュレットの外側を柔らかい布で拭き取りましょう。水や中性洗剤を使用して汚れを落とすことができます。
・ウォシュレットのボタンやダイヤル部分もこまめに拭き取りましょう。
・ウォシュレットの便座やカバーの裏側についた汚れや水滴を確認し、必要に応じて清掃しましょう。
●ウォシュレットの内部清掃:
・ウォシュレットの内部には、便器に向けて水を噴射するノズルがあります。定期的にノズルを取り外し、中性洗剤や専用のクリーナーで清掃しましょう。ノズル周辺の汚れやカビを除去することで、清潔な状態を保つことができます。
●臭いの予防策:
・ウォシュレットのタンク内には、水や洗浄液が溜まっています。定期的にタンクを洗浄することで、臭いの発生を予防できます。タンク内の水を抜いた後、中性洗剤を使用してタンク内部を洗浄し、最後に十分な水ですすぎましょう。
・ウォシュレットの便座やノズル周辺には、汚れやカビが付着することがあります。定期的な清掃を行い、清潔な状態を保ちましょう。
・ウォシュレットの使用後は、水を十分に流して便器内を清潔に保ちましょう。また、ウォシュレットの使用後に便座のフタを閉めることで、臭いの拡散を防ぐことができます。
以上のお手入れと予防策を実践することで、ウォシュレットの清潔さを保ち、臭いの発生を最小限に抑えることができます。定期的な清掃と注意深い使用を心がけましょう。